2013年2月13日水曜日

2/28(木)18時~20時 オープン・セミナー 「モザンビーク北部における農業と食料安全保障~モザンビーク農民組織代表をお招きして」

 

【オープン・セミナーin東京大学(駒場)】
【日本アフリカ学会関東支部例会】【HSPセミナー】

モザンビーク北部における農業と食料安全保障

~モザンビーク農民組織代表をお招きして~

 

日時:2013年2月28日(木)18時~20時

場所:東京大学駒場キャンパス 18号館一階ホール

http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam02_01_17_j.html

京王井の頭線 駒場東大前下車徒歩3分

共催:日本アフリカ学会関東支部(例会)、東京大学「人間の安全保障」プロ
グラム、(特活)アフリカ日本協議会(AJF)、(特活)日本国際ボランティア
センター(JVC)、(特活)オックスファム・ジャパン、No to Land Grab, Japan!
協力:モザンビーク開発を考える市民の会
定員:100名(事前申し込みが必要です)
 以下の申し込みフォームに必要事項を記入してください。
 定員に達した段階で申し込みを締め切ります。
 ※ 申し込みフォーム
 https://docs.google.com/spreadsheet/viewform?fromEmail=true&formkey=dDZOUHNKNk9ScXZKbWVZQjVGdGlDakE6MQ
使用言語:日本語(ゲストは英語でスピーチし、会場用に日本語で逐次通訳)
お問い合わせ先:(特活)アフリカ日本協議会
電話 03-3834-6902/e-mail info@ajf.gr.jp 

当招聘事業についてはこちらhttp://mozambiquekaihatsu.blog.fc2.com/blog-entry-3.html

<背景情報>                                                                                      最近日本でも、モザンビーク北部が注目される機会が増えてきました。同地域
は、気候・水・土地に恵まれ、モザンビークにおける農業の中心地であり、同国
の食料・輸出産品の生産地として重要な役割を果たし、戦後復興にも大きく貢献
してきました。そして現在、外国企業による投資だけでなく、ドナーによる援助
対象地としても急速に脚光を浴びています。
しかし、モザンビーク北部の農業の担い手の圧倒的多数は、長年にわたり地域に
暮らす小規模農民です。これらの小農の多くは、家族のため多種多様な日々の食料を生産しながら、余剰を市場に売り出すなどして生計を立てています。最近
は、気候変動による小雨や洪水、グローバル化に伴う農業投資の流入など、様々
な課題に直面しつつあります。
このように注目を集めるモザンビーク北部ですが、これまで日本には、同地域で
の農業・農村開発支援の実績はほとんどなく、かつ研究蓄積も不十分でした。そ
のため、今回モザンビーク最大かつ老舗の農民組織であり、全国2,200の農民協
会・組合の連合組織・UNAC(全国農民組織)の代表者らをお迎えし、モザンビー
ク北部を取り巻く環境の変化とこれら小農の農的営みについてお話しして頂きます。
また、同国で多様な環境問題に取り組み、国内外でその活動が高く評価される
JA(Justica Ambiental)から、環境と女性/ジェンダーの視点に基づく報告も行
われます。コメンテイターは、長年アフリカ農村地域での調査や研究に携わってきた吉田昌夫さんです。
本オープン・セミナーは、モザンビークやアフリカ、農民主権、食料問題などに
関心を寄せる研究者やNGO、実際に事業等に取り組む政府関係者や実務者、そして一般市民や学生を対象としています。お誘いあわせの上ご参加ください。
なお、申込みが必要となっております。

<当日の進行>
(1)趣旨説明(5分)(座長:西川芳昭さん(コミュニティコミュニケーショ
ン・サポートセンター テクニカルアドバイザー/名古屋大学教授)
(2)報告1(30分):「モザンビーク北部における農業と食料安全保障~小農の
視点から」
・アウグスト・マフィゴ(代表/全国農民連盟(UNAC)
・ヴィセンテ・アドリアーノ(アドボカシー&連携担当/全国農民連盟UNAC)
(3)報告2(20分):「モザンビーク北部農村における食料安全保障~女性./
ジェンダー、環境の視点から」
・シルヴィア・ドロレス(Justica Ambiental)
(4)コメント(各10分):
・吉田昌夫さん((特活)アフリカ日本協議会食料安全保障研究会/元中部大
学・日本福祉大学教授/日本アフリカ学会会員)
・日本政府関係者(調整中)
(5)質疑応答&オープンディスカッション&ラップアップ(45分)

<報告者の紹介>

UNAC(全国農民連盟) http://www.unac.org.mz/
1987年に設立された小農を代表し、その権利を守るためにできた農民組織です。
86,000名以上の個人会員、2,200の協会および共同組合、83つの郡レベルの連
盟、州レベルでは7つの連盟と4つの支部を擁しています。UNACは、2012年10月11日には、モザンビーク北部地域を対象とした「日本・ブラジル・モザンビーク三
角協力による熱帯サバンナ農業開発プログラム(略称プロサバンナ)」に対する
声明を発表しています。【ポルトガル語】http://www.unac.org.mz/index.php
/7-blog/39-pronunciamento-da-unac-sobre-o-programa-prosavana
【日本語】http://farmlandgrab.org/post/view/21204

Justica Ambiental(JA)
モザンビーク人自身による主体的な環境保護団体として、同国内の様々な環境問題に取り組み、世界的に高く評価されている団体です。特に、「ダム問題」「違
法伐採問題」では、身の危険を顧みず重要な役割を果たしてきました。違法伐採
問題については、日本のTBSのNEWS23での特集番組に協力しています。「変貌のモザンビーク~昇龍開発」http://www.tbs.co.jp/houtama/last/071118.html
また、JAは、JICA事業「アフリカ・アジアNGOネットワーキング事業」のため2007年に来日しています。http://www.jica.go.jp/press/archives/jica/2007/071015.html

また、同団体もプロサバンナ事業について声明を発表しています。
【日本語版】http://landgrab-japan.blogspot.jp/2013/01/justica-ambientalfoe.html

<関連情報>
両団体は土地問題にも取り組んでおり、成果の一つとして以下の報告書を発表し
ています。
Justica Ambiental & UNAC. (2011). Lords of the land - preliminary
analysis of the phenomenon of landgrabbing in Mozambique. Maputo,
Mozambique.
http://www.open.ac.uk/technology/mozambique/pics/d131619.pdf

<プロサバンナ事業>
JICAが2009年より実施する「日本・ブラジル・モザンビーク三角協力による熱帯
サバンナ農業開発プログラム」の通称。
http://www.jica.go.jp/project/mozambique/001/activities/index.html

※ 来日するモザンビーク全国農民連盟(UNAC)の声明、モザンビーク研究者の
舩田クラーセンさやかさんの朝日新聞「私の視点」はじめ、関連資料を以下の
ページで読むことができます。
 http://www.arsvi.com/i/2prosavana.htm

<農地は誰のものか>

モザンビークカテゴリー

2/27 ~アフリカの課題に応えるTICAD Vの実現に向けて~ 食料安全保障問題と『農業投資』が引き起こす土地紛争

 

議員会館学習会

モザンビーク農民組織・市民社会代表を迎えて

~アフリカの課題に応えるTICAD Vの実現に向けて~

食料安全保障問題と『農業投資』が引き起こす土地紛争

http://mozambiquekaihatsu.blog.fc2.com/blog-entry-4.html

日時:2013年2月27日(水)11時~12時  

※ 要事前申し込み 2月25日締め切り 

議員会館内へ入るために入館票が必要となりますので、参加希望者は以下を2月25日正午までに下記連絡先までお知らせください。
 1)お名前、2)当日連絡可能な連絡先、3)ご所属

会場:参議院議員会館B104 (入館証70枚まで発行)

<背景説明>

今年6月、横浜市で「第5回アフリカ開発会議(TICAD V)」を開かれます。本会合は、1993年の第一回開催以来、我が国の対アフリカ関係の大方針を決める上で重要な役割を果たしてきました。一方、昨今は中国、韓国、インドなど、アジアの新興ドナーも「アフリカ・サミット」を開催するようになり、TICADは新たな
存在意義の模索を迫られています。
近年、アフリカ開発において最も大きな注目を集める課題の一つに、「農業投
資」と「土地争奪」の問題があります。2007年の世界的な食料価格高騰をきっか
けに再び増加に転じたアフリカの飢餓問題。これへの対応策として、アフリカ農
業への国際的な投資・支援の必要性が叫ばれれてますが、対アフリカ「農業投
資」の中には、外国への食料調達を目的に、現地農民から土地を収用してしまう
ものが含まれており、生計手段を奪われた農民による大きな抗議行動が各地で発生、政情不安の引き金になっているケースもあります。
そのような中、日本もブラジルとの協力のもと、モザンビークに対する大規模な農業開発支援を計画中ですが、現地の農民組織やNGOが、当事者への十分な説明がないまま計画が進められていることに強い懸念を表明しています。
国際社会のアフリカ開発に向けた基本姿勢が問われる中、TICADは「アフリカの
人びとためのアフリカ開発」の実現に向けて、どのようなリーダーシップを示すべきなのか。
本セミナーでは、緊急来日したモザンビークの農民団体の代表の声を聞くと共に、農業投資と土地の権利に関する国際的な規範作りの現状について報告します。

主催:(特活)アフリカ日本協議会(AJF)、日本国際ボランティアセンター(JVC)、(特活)オックスファム・ジャパン
協力:モザンビーク開発を考える市民の会
申込・問合せ:(特活)アフリカ日本協議会  電話 03-3834-6902          e-mail info@ajf.gr.jp